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11月のジャム屋日記・・・復活!天然水仕込み・・・



時のたつのは早いもので今年も11月がやってきました。11月といえば、昨年は大島大橋に貨物船が衝突し、40日間の断水と通行止めの惨禍と、まさに胃が痛くなりながら戦っていました。今は笑いごととして話せるのが、「時間」というもののすごいところですね。

そんな中、一縷の望みを託した深井戸の天然水が、なんと水質検査に合格!水質は軟水で果実の味を最大限に引きだすとても魅力的な天然水。こんなご縁から産まれたのが天然水仕込みシリーズだったのです。

井戸からの水量が多くなかったため、ジャムの生産量は確保できなかったものの、ジャムが造れる、ということがこんなに嬉しいことかと思ったのを思い出します。

その後の多くの方々からのお力添えがあり、島もジャム屋も日常を取り戻すことが出来ました。関わって頂いたみなさまへのお礼も込めて、この11月、改めて天然水仕込みシリーズを復活させます!!

まずはまさに今始まった2019秋の島の旬の味覚、早生みかん、



契約みかん農家さんが収穫したみかんをすぐに工房に運び込み、マーマレードに仕上げていきます。





そして香り豊かな青レモン。レモンが一番華やかな香りをまとう秋の青レモンを贅沢に使用!天然水仕込みに蜂蜜の柔らかい味わいをマリアージュ。



そして自家農園のライム!9月頃から収穫はできるのですが、果汁が充実してくるこの11月を待って収穫。工房内はライムのおしゃれな香りで充満します。



そしてそして、昨年も大人気だったハイビスカス!使用しているのは詳しくは花びらではなく額の部分にあたるのですが、クレオパトラも楽しんだという!?ハイビスカスティーの原料となる部分です。当店では希少なこの原料を使ってクレオパトラにちなんだネーミングのジャムにしてみました。






それに契約りんご農家さんたちから届いた今が最盛期の新鮮りんごたち!

実はりんごは品種によってかなり煮込み方が違ってきます。シャキシャキ煮上がるもの、ドロドロに煮上がるもの、外皮まで楽しむもの、、、それぞれの個性を仕上がりにどう活かすか。そこが腕の見せ所。ジャムのど定番食材でありながら、奥深い食材でもあります。

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今シーズンの新作「自家農園の爽やかライム」と「ミントの香る安曇野りんご」を足してまずは7種で天然水仕込み、復活です!!





さて、先月はHPのリニューアルもあって、ジャム屋日記をお休みさせていただいておりましたので、10月の出来事も含めてご報告しますね!

まずは、橋の事故の時に島のメンバーたちと取り組んだ「がんばろう!周防大島」。ワンチームとなって島の窮地に立ち向かったメンバーたちと、頂いたご支援のお礼として、今年は「ありがとう!周防大島」プロジェクトと題して「ありがとうセット」の販売を開始しました!Web上からクレジット決済をするとさらにお得なので、是非ご利用ください。




2つ目のご報告は何と言っても「焼きジャム!」。

自家農園のさつま芋「東和金時」



鉄兜南瓜(てつかぶと かぼちゃ)はシナモンをマリアージュ



紫芋は、、、魔女風に!





そして島のJamsカフェでは~焼きジャムスイーツ フェア~が始まりました!

下の写真は「タルトタタン ドルチェ」



そして「クルミとチーズの 焼きジャムスイーツピザ」



ホックリ、トロリ 焼きジャムは秋から冬にお勧めです。



さて、最後にもう一つご報告。地域資源を活用して地域の生活を持続可能にしていこうという取り組み「里山資本主義」。その勉強のため、JapanTimesが企画するスタディーツアーin鳥取県に参加してきました。各地で素晴らしい取組が行われていました。日本全国にももっともっとたくさんの素晴らしい取り組みがあるはず。それらを繋ぎつつ、新たにそのような取り組みをしていきたいと考える人材を増やしていくこと。


橋の事故でいただいたたくさんのご縁を、未来に繋ぐため、御恩送りプロジェクトをこれからも進めていこうと、と改めて思いました。

下の写真はスタディーツアーでの一コマ。



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