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秋のジャム屋日記

いよいよ秋も深まり、初冬の果実「ゆず」が旬を迎え始めました。当園でも栽培している柚子。今年は熟すのが早く、すでに真っ黄色に完熟。たわわに実った姿がクリスマスツリーの飾りのようです。

この香りを匂うと年の瀬をイメージしてしまいます。もぎたての柚子を早速マーマレードに仕上げていきます。柚子は果肉がヌルヌルで種を取るのが大変。小さな小さな種もあるので大変な作業となります・・・ジャムの中に小さな種があってもどうか許してください・・・。

今年の柚子は熟すのが早いためか、とてもまろやか!柚子を使ったジャムでは、そのまま洗双糖だけで煮込むストレート系マーマレードがおすすめですが、もう一つ、百貨店のバイヤーがこのジャムを仕入れたいと言ってくるみかんとのブレンドジャム「大島みかんと柚子のマーマレード」もおすすめです!!

そして、この11月にあった大きなジャム屋のイベント。それは島芋プロジェクトの「ジャム屋の芋ほり大会」です。今年のまだ寒い春先に耕作できなくなった農家さんから借り受けた畑。ミカン畑だったのですが、樹は伐採され、借り手を探していたのです。そんな畑を今後も使える畑として維持管理していきたい。そんな思いで始めたのが島芋プロジェクト。古くは「芋喰い島」と言われた周防大島はサツマイモの栽培が盛んで、土地にもあっています。そんなわけで私たちもお芋畑に改植することとしました。詳しい話はホームページのトップページの下の方で特集しているので、是非ご覧ください!

そしてこの11月17日に島芋プロジェクトの一つの集大成がありました。「ジャム屋の芋ほり大会」の開催です。当日は午後過ぎまで小雨交じりの天気。主催者側としてとても気をもんでいましたが、1時過ぎからは天気も回復。開催の2時にはすっかり天気がよくなり、お天道様も味方してくれているんだと思わなくてはいられませんでした。

芋ほり大会は子供たちの歓声で大盛り上がり。「デカ芋コンテスト」では1キロ近くの芋も登場し参加者から驚きの声が!お客さまにも楽しんでいただけたご様子でひとまず胸をなでおろした一日でした。

そんなイベントの準備のさなか、一つの新しいプロジェクトが始動し始めました。今年の冬もこのジャム屋を大改造します!そのためにジャム屋の畑も大きく変貌を遂げます。下の写真は農作業小屋の移設の一コマ。

新しく700坪ほどの畑を準備しています。そこにはブルーベリー・いちじく・さらにはイチゴハウスを建てて・・・夢ばかりが膨らんでいきます。

下の写真は新しいブルーベリー畑。なんだか清々しい心地よさがあります。

一方、工房ではこの季節に旬を迎える「焼きジャム」の新商品開発にジャム職人たちが取り組んでいます。この日完成したのは紫芋と金時芋がマリアージュした焼きジャム。今はやりのバイカラーの見た目も可愛いジャムの完成です!!

さらに焼きジャムのおいしい食べ方提案も。下の写真は焼きジャムを使った焼きリンゴの冷製スイーツ!美味しそうでしょ?。

最後になりましたがお願いが・・・。今年もあとひと月とちょっと。年末年始のご贈答用に、ジャム屋の青レモンとジャムのギフトセットを作りました。何だか愛嬌のある減農薬で皮ごと使える自慢のレモンは香りが格別です。どうぞご利用くださいね!!











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