島の大地(Terra)と
人々のご縁から生まれたお寺(Tera)
のマーマレードは新たな境地へと受け継がれています。

埋もれた石垣を
再開墾
耕作放棄地となった段々畑を再興し、新たに柑橘を植え、自家農園としています。
周防大島では、古くより多くの日本固有の種を含む柑橘類が栽培されてきました。
山の傾斜地に石垣を積み、その土地/斜面にあわせた柑橘を栽培する。
その様な営みも、近年では農家さんの後継者不足などで、耕作放棄地となってしまう。
我々は、そんな耕作放棄地を再開墾し、自らその土地/畑の特性にあわせた柑橘を栽培しマーマレードに加工しています。
最初の再開墾から既に8年あまり。
石垣のひとつひとつに、古人の知恵と熱意、そしてなによりその土地への想いを感じます。

自家農園
既存の農家さんが既に栽培されている産物は、地域の農家さんから買い取り、周防大島で栽培されていない産物を栽培することにより、地域の中での競合を避け、活性化にも貢献しています。
南欧産のブラッドオレンジを再興させた段々畑で栽培しています。10年を経てようやく納得のいくブラッドオレンジを収穫できるようになりました。
いまでは、柑橘類だけでなく、苺、いちじく、さつまいも、ブルーベリー、生姜など多様な作物を栽培し、ジャムやマーマレードへ加工しています。

浄土真宗本願寺派
荘厳寺
マーマレード作りのきっかけが、このお寺です。
お寺に寄進されるお供えものの果物を無駄にせんと、住職と店主松嶋が相談し、作りはじめました。
400年以上の歴史のある周防大島の古寺ですが、現住職白鳥千明は、「歌うお坊さん」として日本全国で活動するなど、店主 松嶋とともに地域の活性化をけん引するリーダー的存在です。