11月中旬のある日、雨が降ったり晴れ間がのぞいたりといった複雑な天気のなか、写真のような完全なダブルアーチの虹がジャム屋の前の浜に現れました！ただただ「凄い！」としか口から出てこないような光景。自然が織りなす壮大なショーは数分間で終わりました。 自然の偉大さ荘厳さに感謝。
さて、11月に入り島は一気に慌ただしくなります。周防大島の特産品である「みかん」がまさにシーズンインするからです。集落の周りにあるみかん畑には朝早くから農家さんの軽トラックが横付けされ、次々と収穫されていきます。そしてコンテナいっぱいにみかんを積み込んだ軽トラックが次々と選果場へ。みかんの島ならではの風物詩です。そんな、みかんの島のみかんの季節、私たちのジャム工房も忙しい季節を迎えています。次々と運び込まれるみかんたち。おいしい旬を逃さないように、その場で皮をむいて、ジャムに仕上げていきます。みかんは外皮が薄く、単体ではマーマレードとしての物足りなさを感じてしまいます。そこで行うのがマリアージュ。まずは例年大人気の柚子の外皮と合わせた「みかんドルチェ」他2種を煮込みました。みかんの島のマリアージュ系みかんマーマレードを是非ご堪能ください。
そして11月になると最盛期を迎える果物がもう一つ、それは「りんご」。山口県には西日本最大のリンゴ産地徳佐（とくさ）があり、そこのりんご農家さんと、当店創業前からご懇意にしていただいている信州安曇野のりんご農家さんから、この季節にりんごが届き始めます。
もちろん、ストレートに煮込み上げるりんごジャムもありますが、特におすすめは、洗双糖を焦がしてキャラメリゼした特別なリンゴジャム。その名も「りんごのキャラメリゼ焼きジャム」。左から2番目の写真はストレートに煮込み上げているりんごジャム。左から3番目の写真が、今回ご紹介しているキャラメリゼしたりんごです。まさにりんごのタルトタタンをジャムにした造り方で独特の風味が楽しめます。もちろん、当店のカフェではその技術を活かしてこの季節から人気メニュー「たっぷりリンゴのタルトタタン」が登場します。まさに秋のりんごづくし！カフェスイーツはお店でしか味わえないので、師走の周防大島にも是非ご来島くださいね。
さて、この季節、自家農園もいよいよ収穫の時を迎える作物があります。一つは「生姜（ショウガ）」。店主の私が大のショウガ好きなため、だただたショウガを楽しめるジャムを造りたい、とのショウガ愛から生まれたのが「がっつり生姜ジャム」。お湯に溶いていただくもよし、そのままお口に入れるのもよし。これからの肌寒い季節にお勧めです。
そしてもう一つの旬の作物、それはレモン！それも香りが一番良いこの時季のグリーンレモン！！！12月も半ばを過ぎると皆さんがご存知の黄色いレモンになりますが、11月のレモンはきれいなグリーン色をしているのです。そしてこのグリーンレモンはなんと言っても香りがフレッシュで、濃厚、、、これは同じレモンとは思えない代物なのです。そこで当然思いつくのが、レモンチェッロ。酒造免許を取得して初めてのグリーンレモンのシーズンを迎え「これはレモンチェッロにするしかないだろう！」と一人で興奮しつつ、、、試作もかねて一樽限定で仕込んでみました。濃厚なグリーンレモンの香りをギュギュっと詰込んだ特別なレモンチェッロ、12月から販売開始です、是非楽しみにしていてください。
最後に４点ご報告です。ジャム屋の自家農園では柚子が出番を迎えようとしています。「冬至に柚子を楽しむ」12月の販売を楽しみにしていてください～！
2つ目のご報告は、秋のスイーツフェア第2弾「モンブラン グラスショート」がついに登場しました! 先に紹介した「たっぷりリンゴのタルトタタン」と共に秋の2大本命スイーツがそろい踏みです！
3つ目のご報告は、なんと！山口県の補助事業で今年の12月24日まで当店ECサイトで6000円以上のお買い物をすると送料が無料に！！！年末年始のご贈答に是非ご検討ください。
そして最後のご報告は、祝 受賞！！！2020年度に農林水産大臣賞を受賞した345者の中から更なる選考の結果、日本農林漁業振興会 会長賞(経営多角化部門)をこの度、受賞する事が出来ました！2020年度はコロナ禍により社会全体でまさに大きな変化が始まった年。私達も荒波に揉まれ、四苦八苦しながらもレモンチェッロ酒造プロジェクトなど未来に向けた新たなチャレンジを開始した激動の年でした。私たちの社是に「変化を楽しむ」という一文があります。変化は世の常、ならば変化を楽しむ心を常に持ち続ける。大変ではありますが（笑）。地域を巻き込み変化し続ける「里山オープンイノベーション」。これからも私たちの取り組みを是非楽しみにしていてください。
12月は柚子などのマーマレードとレモンチェッロがシーズンイン！！
12月の新作発表は12月12日20時から！どうぞ楽しみにしていてください。
園主 松嶋
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