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2020年10月 秋のジャム屋日記

 爽やかな秋の風が島にも流れ始めました。日の暮れも早くなり、どこか寂しい気持ちにもなるこの季節ですが、日中は長閑そのもの。ジャムズガーデンCafeの目の前の浜では漁船が動き回り、網を引き揚げています。漁師さんのご活躍を見ていると、ついつい時間のたつのも忘れてしまいます。

 そんな一日中、ボーとしていただくなるような島の秋ですが、、、ジャム工房には次から次へと秋の味覚が届きます。

ジャム屋で創業時から栽培を始めた「東和金時(とうわきんとき):サツマイモ」もその一つ。

下の写真は自家農園サツマイモ畑の今季初収穫時の風景です。


 10年以上サツマイモを栽培しているとだんだんとその栽培技術が上がり、近年は間違いのない上物が収穫できるようになりました。

この日も農業部全員での収穫作業。ぷっくりと太った大ぶりのサツマイモがたくさん収穫できました。

焼きイモや一般的な料理に使うサツマイモはもっと細長くてスマートだと思います。

当店ではよりふっくらとしたジャムに仕上げるため、サツマイモの芯の部分のみを使用しています。

なので、あえて少々太めのサツマイモになるように栽培をしています。

 近年人気なのが紫色のサツマイモを使った「魔女風焼きジャム」!煮込んでいる鍋がどう見ても「魔女の鍋でしょう!」というような色合いなのでこういう名前に(笑)。



 そして秋の便り、2つ目のご紹介は「リンゴ」。中でもこの10月に工房に届き始めるのが「紅玉(こうぎょく)リンゴ」です。

紅玉は最近では栽培量が減り、なかなか見かけることのなくなったリンゴですが、酸味と独特の味わいがジャムにはうってつけ。信州安曇野の契約リンゴ農家さんから届く秋の便り。

今年も首をながくして待っていました!

紅玉は特に皮の味が最高なんです。なので紅玉だけは皮ごと煮込み!是非お勧めです。

そして紅玉に続き、徳佐(山口県)のリンゴ園さんからもリンゴの便りが届き始めました!

リンゴ栽培産地としては最西端のリンゴ産地がなんと山口県にあります。



 秋の便り3つ目は「くり」! 9月中下旬から始まる栗の季節。

なぜだかこの季節になると無性に食べたくなるのが「いも」「くり」系ですね(笑)。

今月は山口県美祢市の和栗「厚保くり(あつくり)」で新作ローズクラウンを作成しました。

マロングラッセをイメージした作品に仕上げてみましたので、是非ご贈答などにもご利用ください!

そして、そのおいしさをCaféでも楽しんでいただこう!と、焼き栗と栗ジャムをふんだんに使った「厚保くりモンブランパフェ」が始まりました!

心地よい島の秋風を感じに是非ガーデンカフェにお越しください。





 上記これら焼きジャムにヒントを得た、ジャムスイーツのレシピを山口大学PBLプロジェクトのメンバーが考えてくれました。

山口大学4年生がジャムズガーデンと供に、地域活性化の事例を実践し学ぶこのプロジェクト。

Youtubeに動画をアップしていますので、是非応援コメントをお願いいたします!


【お芋のジャムクッキー】

【りんごの焼きジャムアップルパイ】


【厚保くりのブラウニー】


 そして、いよいよ始まりました、柑橘シーズン!

とはいえまだ極早生(ごくわせ)といわれるミカン類のみですが、柑橘の島としては「いよいよ始まったか~」となんだか感慨深いものがあります。

これから来年5月ごろまで続く柑橘シーズン。

今年の柑橘マーマレードの出来はいかがなものになるか、乞うご期待です。

下の写真はマーマレード第一号の「青みかんまるかじりマーマレード」と「瀬戸内みかんドルチェ」の製造風景。

ぜひ楽しみにしていてください。



 最後に「未来を拓くレモンチェッロ プロジェクト」の進捗報告です。

ジャムズ通信の裏面にも記載しておりますが、6月に宣言しましたレモンチェッロ(レモンのお酒)造り。  ついにこの9月17日21時からクラウドファンディングを開始!10月16日時点で100名の方々から応援をいただいております!!

私たちの18回目の創業記念日にあたる11月3日まで実施、まさにコロナ禍のいま、第2の創業を始めます!

是非ともにコロナが落ち着いた暁にはレモンチェッロで乾杯しましょう!




11月の新作ジャム発表&販売は11月15日21時から、秋の味覚ジャムたちが充実する季節です。

11月もどうぞお楽しみに!

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