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11月のジャムや日記

島が一番あわただしくなる季節、それがこの時季です。


海に面した段々畑ではミカンを山盛りにしたコンテナを積み出す白い軽トラックが行きかい、海ではイワシを追う漁船がそこかしこで観られます。


軽トラックの荷台から転げ落ちたみかんが道路わきに落ちていたり、海に蜜柑が打ち上げられていたり・・・この時期はこんな風景が島のいたるところでみられるのです。都会の人には未知の光景です。


みかん満載の軽トラック・大きく網を広げるイワシ船・・・これらは島の冬の始まりを告げる風物詩なのです。


そして当園でも深まる秋を示す紅い印が。


例年12月にならないと紅葉しないブルーベリーの樹々が、今年はすでに一部で紅葉が始まりました。ブルーベリーの樹自体、あまり見ないかもしれませんが、ブルーベリーが紅葉することは更に知られていないようで、私たちとしてはもったいないという思いでいっぱいです。こんなに紅くきれいに染まる葉を楽しまないなんて!今年もいっぱいの果実をつけてくれたブルーベリーの樹に感謝感謝、冬の間ゆっくりとお休みくださいね。

さて、ジャム工房では実りの秋。島のブランドさつま芋「東和金時」の収穫が最盛期を迎え、薫り高い青レモンも届き始めました。次から次へと色々な果実が届く中、ある知人からマスクメロンが届きました。


こんな高級食材をジャムに!もったいない!と思いつつ、その可能性に挑戦しなくてはいられないのがジャム屋。早速これ以上の贅沢はないほどのメロンを鍋に入れて煮込んでみました。


・・・「ウリ科の食材はジャムに向かない」というジンクスがあります・・・メロンもこれではいけないと散々いろいろと試してみましたが・・・惨敗。


これほど生でそのまま食べればよかったと思った食材はありませんでした・・・。

一方、やはりこの季節、栗・芋はジャムにして最高ですね。味見をするたびに手前みそながら感動してしまいます。秋になるとなぜかぽってりとしたジャムが恋しくなるのは人間の体質なんですかね?そしてやはりこれらのジャムは「焼きジャム」にするのが一番です。今年も「焼きジャム」シリーズの新顔を開発中です。どうぞ楽しみにしていてくださいね!

ジャム屋カフェでも「島のお芋(東和金時)スイーツフェア」を始めました。これはお店にお越しいただいたお客様にしか味わっていただけないのですが、味わって損はありません!島にお越しの際には是非ご賞味くださいね。

最後になりましたが、今年も魅惑の香りがする青レモンの季節になりました!一般的にレモンは流通過程で腐らないようにするため市場出荷されるレモンは収穫時に防腐剤を散布します。しかし、皮ごと使うことの多いレモンに防腐剤を使用すること自体おかしいのではないかと思うのは自然なこと。当店で扱っているレモンはすべて防腐剤不使用にしています。


そんな青レモンを今年もお歳暮ギフトに盛り込みました。大切な方への贈り物として、どうぞご利用くださいね!








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