梅雨の季節到来ですね。みなさまいかがお過ごしですか?もちろん晴れの日が多いと言われる瀬戸内でも梅雨時季は雨空が基本。じめじめもします。私たち夫婦が都会に住んでいたときはこのぐずついた天気は憂鬱のたねでしたが、今はなんだか雨のこの季節も心なごみます。そう、畑を持つと全く考え方が変わるのです!植物たちにとってはとても重要な季節。日に日に成長する植物を見ていると、この季節がなくてはならない愛おしい季節に感じられてきます。人間ってホント主観の生き物ですね(笑)。下の写真はそんな梅雨時期の貴重な青空。ジャム屋の庭のヒペリカムが満開です。
そして梅雨時期に旬を迎えるもの、それは「梅雨」なのですから当然「うめ」。もちろんプラム系のあんず・梅・スモモがこの6月の旬なんです。さらに言うとそれぞれが少しずつ旬が異なり、順番としては6月上旬のあんず、中旬の梅、下旬のスモモ。それぞれ似ていますがやはり全く違った個性が魅力的です。下の写真は収穫したてのあんず。
杏(あんず)の種の中にある仁は杏仁豆腐の原料となるもの。つまり杏仁豆腐のあの香りがそのまま詰まったカプセルがあんずの種なのです。
あんずの種を一つ一つ割ってその仁を取り出していきます。とてもとても根気のいる作業なんです!しかしこのひと手間が他にはない香りいっぱいのジャムとなるのです!!
下の写真はあんずの実とあんずの種の中の仁を一緒に煮込んでいる鍋の風景。白い粒があんずの仁、つまり杏仁。こうして他にはないこだわりのジャムが出来上がってくるのです。
さて、この季節は先ほど書いた通り果実類の成長の季節。当園の畑では果実たちがどんどん成長しています。下の写真はブルーベリーの今の写真。まだ青紫色に色づいてはいませんが、既にぷっくりと実は太り、おいしい果実になる準備が整いつつあります。
さらに今年から栽培に挑戦しているが、かぼちゃ。下の写真がそのかぼちゃなのですが、既に手のひら大に実が太ってきました。このかぼちゃ、一般的に市販されているかぼちゃとは異なり、ジャムに最適なかぼちゃを選定して栽培をしています。品種は内緒ですが、昨年試験的に活用したこのかぼちゃからとてもおいしいジャムができました。そのため、今年からこのかぼちゃの品種の栽培を本格化。この秋が楽しみなかぼちゃ物語です。
さらにさらに、今年の秋が楽しみなのがいちじく。一般的に知られている品種を先に植えているのですが、さらに新品種のいちじくの苗木も植え付けました!こんな小さな苗木ですが、いちじくは今年から収穫が可能なんです。何とも楽しみいっぱいの秋が待ち遠しですね?。
そして先月ご報告させていただいた「いちごプロジェクト」。とうとう始動します。まずはいちご専用のビニールハウスを建てる畑を整地。下の写真がその畑の現状です。この広大なところに夢の苺畑が!何の変哲もない更地を、私が観ると何時間でもあきが来ないのは、そこに夢が詰まっているからでしょうか(笑)
そして最後に島の恵みをご紹介。島に移住してきた若者たちが作っている島の味、一つ目は島で濱本君が栽培しているお米。農薬を使用せず、収穫後は天日干しをするなどとてもこだわったお米作りをしています。今回販売するのは黒米・緑米のブレンド米、食べ方は普通のお米一合に対して「黒米・緑米」を大さじ一杯を目安に混ぜ、あとは普通のご飯を炊くときと同じように炊くだけ。身体にもいいということで我が家でも食しています。
更にもう一品、それは今年の新蜜、山レンゲ(クロガネモチ)など島の春の花々の蜂蜜「島のはちみつ」です。この春採れたての島の春の香りが楽しめる一品です。この蜂蜜も島に移住してきた若者が造っています。もしよかったらジャムと共に島への想いがいっぱい詰まったこの蜂蜜をご賞味くださいね!
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