早春のジャム屋日記

さあ!島には一足早い小さな小さな春たちがそこかしこから顔をだしてきました。ジャム屋裏山の斜面には水仙の花が咲き乱れ、とてもさわやかで甘美な香りが早春の風にのって瀬戸内を駆け巡っていきます。雲一つない晴れた朝には「この世の楽園とはこれだ!」と時のたつのも忘れて見入ってしまいます。

下の写真は当農園の足元に早春になると花咲く「いぬふぐり」です。かわいい花柄のカーペットを敷き詰めたかのようで、これほど贅沢な床はないですよね。

そして島の特産柑橘もまさに旬を迎えています。柑橘といっても多種多様な品種があり、この時季から春にかけては、いよかんやネーブルなど、スイート系の柑橘が豊富になってきます。当園でもこれからの時期がとても楽しみな時期なんです!

一方、春の準備としてこの時期に始めたのがジャム屋の大改装。庭先の改造から工房の改造、そして農園の改造。島が一番静かなこの時期ですが、ジャム屋は大きく変化しています。

下の写真は島へ移住してきた大工さん。さっそくジャム屋の工房改装をお願いしています。腕は確か!島で大工さんが必要になったら是非お声掛けくださいね!!

さて、このシーズンに個人的に大好きな果実、それは「はっさく」。


この時季のはっさくは酸味が残っているのでまだ市場に出回らず、貯蔵することにより酸度を下げていくのが一般的です。しかし、マーマレードにしておいしいのは外皮がフレッシュで適度な酸味のあるこの時期の「はっさく」なんです。下の写真ははっさくもぎの風景。

収穫したはっさくは早速加工へ。皮をむき、その皮をスライスし、中実は種を取り、クラッシュ。次から次へとはっさくが処理されていきます。それもみんな人の手で。黙々と大変な作業ですが、機械で搾った果汁と皮だけを少し入れて凝固剤で固めただけのそこらへんで売っている工業製品のようなマーマレードにはしたくない!

ジャム屋として誇りと自信の作品が、島の特産柑橘をつかったマーマレードたちなんです。下の写真は「はっさくブランデーマーマレード」の瓶詰風景です。

そしてジャム屋の新商品開発がスタート!それはもちろんジャム!とお思いでしょうが、ジャムに欠かせないジャムスプーンをクッキーで作ろうというお話し。3月31日に開催する今年のジャム屋フェスタにて初のお披露目を狙っています。こうご期待!!

ところで、ジャム屋の未来を共に創れる人材を公募しています。2月10日には東京のUIターン者向け就職イベントに参加してきました。下の写真は去年の12月に開港した岩国錦帯橋空港!初めて飛行機で東京出張。何だかテンションが上がりっぱなしでした(笑)。それにしても東京から1時間半で岩国につくなんて、なんて便利なんでしょうか!!東京からも来易くなったのでどうぞこの春には周防大島にお越しくださいね!!

ちなみに下の写真が東京でのUIターン者向け就職イベントの会場です。スクリーンの右で話しているのが私。なんと110人ほどの参加者があり、大盛況のうちにイベントは幕を閉じました。これからどんな方とのめぐりあいがあるのか、楽しみな春です。

そして最後に一つ。島へのUIターンを応援する会「島くらす」の事務局になる方がこの二月一日に東京から引っ越してきました!ラジオ番組の制作企画をおこなっていたような方でこれからのUIターン者向けの島全体の取り組みに大きくかかわっていただくことになっています。高齢化率日本一といわれたこの島が、今、大きく変わろうとしています!!